301リダイレクトって何?
リライトする時に必要って聞いたけど...
設定する方法や確認のしかたが知りたい。
このような疑問にお答えします。
本記事の信頼性
SEO関連の書籍30冊以上、数々の有料コンテンツや動画などありとあらゆるSEO関連の情報を調べ、そして実際にアクセスの集まっているブログを分析した結果、SEOの本質が見えてきました。
本記事の内容
- 301リダイレクトとは?
- 301リダイレクトする方法
- 301リダイレクトの確認方法
この記事を読むことで、簡単に301リダイレクトができるようになります。
同じ内容の記事を新しく書く時は、301リダイレクトが必須ですので、読んでおいて損はないですよ。
301リダイレクトとは?
301リダイレクトについて解説
例えば、[SEO 内部対策]というキーワードで過去に記事を書いていたとします。
後でリライトしようと思った時に、
「ほとんど書き直しになるから新しく記事書こう」
となる場合があります。
このとき、過去に投稿した記事と新しく作成した記事の2つが自分と同じドメイン内に存在することになります。
そこで、301リダイレクトをすると、過去の記事にアクセスした時に自動で新しい記事の方に転送されるようになります。
これが301リダイレクトです。
豆知識
301リダイレクトとは、「恒久的に転送する」という意味を持っています。つまり、「完全に転送先に引越しますよ」という時に使うものです。
これと似たようなもので、302リダイレクトというものがありますが、これは「一時的に転送する」という意味で、「将来的にはまた別のリダイレクト先に変わるけどとりあえず今はこっちに転送してね」という場合に使います。
301リダイレクトをするメリット2つ
なんでわざわざこんなことをする必要があるのかと言うと、理由は2つ。
- 重複コンテンツはSEO評価が分散するから
- 過去記事の評価を引き継ぐことができるから
ひとつずつ解説していきます。
重複コンテンツはSEO評価が分散する
googleは一つのテーマに絞ったコンテンツを評価し、重複したコンテンツは嫌う傾向があります。
それは過去にあった「パンダアップデート」からも明らかな事実です。
例えば、本来であれば100という評価が得られるはずのコンテンツが、コンテンツAとコンテンツBに分かれているせいで、
コンテンツAの評価:50
コンテンツBの評価:50
のように、50ずつに評価が分散される可能性があります。
100%の評価を正しく受けることができない状態は、上位表示の妨げになるかもしれません。
過去記事の評価を引き継ぐことができる
重複コンテンツを避けるために、新しい記事を投稿したら、過去の記事は削除した方が良いのでは?と思われるかもしれませんが、それはもったいないです。
過去記事にはすでに、ある程度の評価が溜まっている可能性があるからです。
仮に過去の記事を削除して、新しく記事を投稿しても、新しい記事の方はまた1から評価されることになります。
そこで301リダイレクトをすると、過去の記事の評価をしい記事に受け継ぐことができるので、活用するようにしましょう。
逆に、過去の記事が全然評価されていないようなら、削除して作り直したほうが良いかもしれません。
リライトを考える際は、Search Consoleなどのツールを活用して、現在の検索順位は確認しておいた方が良いですね。
301リダイレクトする方法【3STEPで解説】
具体的な301リダイレクトの方法は次とおりです。
- レンタルサーバーへアクセス
- htaccess というファイルを編集
- 301リダイレクトのコードを書く
めちゃめちゃ簡単にできますので、これから解説する手順通りにやってみてください!
①レンタルサーバーへアクセス
まずは契約しているレンタルサーバーの管理画面へログインします。
ここでは、ユーザー数が多いエックスサーバーを例に解説します。
画像のように管理画面から、「.htacess編集」というタブをクリックします。
② htaccess というファイルを編集
htaccessというファイルにはもとから以下のような既述があります。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
※これは消さないでください。念の為コピーしてどこかへ貼り付けておいた方が安心ですね。
あとはこの既述の最後に、301リダイレクトのコードを書くだけです。
③301リダイレクトのコードを書く
以下のような既述をします。
redirect 301 /転送元のドメイン 転送先のURL
具体的には、
転送元のURL(過去記事)
https://makoto-pro.blog/old-article
転送先のURL(新規記事)
https://makoto-pro.blog/new-article
この場合、htaccessファイルに既述するコードは以下の通りです。
redirect 301 /old-article https://makoto-pro.blog/new-article
最終的には以下のようになっていればOK。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
redirect 301 /old-article https://makoto-pro.blog/new-article
これで301リダイレクトは完了です。
あとちゃんと転送されているか確認しましょう。
301リダイレクトの確認方法
古い記事のURLにアクセスしてみて、新しい記事につながったら301リダイレクトは成功です。
ちなみにちゃんと301リダイレクトが設定されているかを確認したい場合は、以下のツールが便利です。
古い記事のURLを入力してみて、過去記事のステータス欄が「301」になっていれば301リダイレクトはうまくできています。
まとめ:リライトの際には301リダイレクトを!
過去記事をリライトして、新規記事として書き直す場合に301リダイレクトは有効な手段です。
SEO的にも評価が上がるので積極的に活用しましょう!
また、「アクセスアップのために他のSEO対策についても知りたい」という方は、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にどうぞ。