モバイルファーストインデックスってなに?
スマホ対応してないサイトは順位が下がるって本当?
このような疑問にお答えしていきます。
本記事の信頼性
SEO関連の書籍30冊以上、数々の有料コンテンツや動画などありとあらゆるSEO関連の情報を調べ、そして実際にアクセスの集まっているブログを分析した結果、SEOの本質が見えてきました。
2015年にGoogleはモバイル検索の割合が過半数を突破したと発表しました。パソコンからの検索は少数派に転落したのです。
そして、スマホの普及率は年々増加しており、2017年にはパソコンの保有率を上回りました。
つまりインターネットで情報収集する場合、スマホを使って検索し、スマホの小さい画面でサイトを閲覧する人が多いということです。
こういった時代背景からGoogleはモバイルファーストインデックスという対応をとることになりました。
検索順位を上げるために知っておいて損はないので、本記事ではモバイルファーストインデックスについて解説していきます。
かなり噛み砕いて解説しますので、この記事を読めば理解できるようになりますよ!
モバイルファーストインデックスとは?
モバイルファーストインデックスについてわかりやすく解説
簡単に言うと、検索順位を決めるアルゴリズムが、スマホサイトを基準にするようになったということです。
今までは、PCのページを基準に検索順位が決まっていましたが、モバイルファーストインデックスになると、スマホページでの評価で検索順位が決まるようになります。
まずはスマホページを最適化させなければ、検索順位が上がらないということです。
それから、単純にスマホから検索するユーザーの方が多いので、SEOに関係なくスマホで使いやすいサイトを作っておくと、ユーザーからの評価も高くなりますので、やっておいて損はないですね。
モバイルファーストインデックスが重要な根拠
なぜGoogleは、スマホを基準に評価するようになったのか?
それには冒頭で述べたように、スマホで検索するユーザーが増えたからですね。
これは勝手な推測でもなんでもなく、Googleがしっかりと明言している事実です。
実際に「Googleが掲げる10の事実」の中では、以下のような記述があります。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。Google は、モバイル サービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。スマートフォンから Google 検索にさまざまな方法でアクセスできるだけでなく、メールを読んだり、カレンダーでイベントを確認したり、動画を見たりなど、世界中のあちこちからスマートフォンをさまざまな用途に使えるようになりました。また、無料のオープンソース モバイル プラットフォームである Android では、さらに画期的な革新をモバイル ユーザーに提供したいと考えています。Android は、インターネットの土台にあるオープン性をモバイルの世界にもたらすものです。Android によって、ユーザーの選択肢が広がり、先進のモバイル体験が可能となるだけでなく、携帯通信事業者、メーカー、デベロッパーにとっては、新たな収益機会が生まれます。
Google が掲げる 10 の事実
つまり、スマートフォンに対応していないWebサイトは、どんなにPCで見やすく作り込まれていても、評価されないということになります。
モバイルファーストインデックスはいつから適用?
すべてのサイトのモバイル ファースト インデックスへの移行を 2020 年 9 月に Google は開始する予定でした。
しかし今の状況を鑑みて、2021 年 3 月末まで延期することを決定しました。
ただし、2020年3月時点ですでに70%が完了しているとのこと。
完全移行はまだ先ですが、すでに適応されているサイトがほとんどですので、いずれにしてもスマホサイト最適化は、すぐにしたほうが良いですね。
モバイルファーストインデックスの確認方法
自分のサイトがどちらの方法でクロールされているのか調べる方法があります。
Search ConsoleでURL検査から、自分のサイトのURLを入力します。
「カバレッジ」の「ユーザーエージェント」の欄が「スマートフォン用Google bot」となっていれば、モバイルファーストインデックスの適用となっています。
つまりスマホ用のページをもとに、検索順位が決まっているということになりますね。
モバイルファーストインデックスのチェック項目
レスポンシブデザイン対応ならOK
前提条件として、レスポンシブデザインが適用されていれば、特に気にしなくてOKです。
レスポンシブデザインとは
ウインドウ幅によってサイトのデザインを変更させるというもので、おそらく最近作られたwebサイトはほとんどがこの方法で作られています。
以前は、PCサイトとモバイルサイトは別々のページとして作られていました。
そのため、モバイルファーストインデックスに切り替わると、モバイル用のページでも対策を取らないと評価してもらえなくなりますよという話です。
レスポンシブデザインとはHTMLは同一のもので、デザインのみを変更させる方法なので、この問題はクリアしていますね。
自分のサイトがレスポンシブ対応しているかどうかを調べる方法として、簡単なのはウインドウ幅を変えてみることですね。
それでデザインが変われば、レスポンシブ対応しているということです。
モバイルサイトで修正すべきポイントを確認
具体的に修正しなければならないところは実は簡単に調べることができます。
Search Consoleから、「モバイルユーザビリティ」のページへ行きます。
エラーがあれば、下にエラーの詳細が表示されるので、ここを修正しましょう。
修正が終わったら「修正を検証」をクリックすることで、Googleが再クロールし確認してくれます。
チェックポイント
基本的に上記のSearch Consoleを使った検証でSEO的には問題ありません。
しかし、それはあくまでも機械的なチェックポイントです。
ここからは、ユーザーが使う時に、より見やすく使いやすくなるポイントについて紹介します。
- ① フォントサイズ
- ② タップ領域
- ③ 画面の配置
① フォントサイズ
一般的にフォントサイズは14px以上が推奨されていますが、実機で確認をして読みやすいサイズを調整しましょう。
ちなみに、MAKOTO × BLOGではフォントサイズ設定はこのようにしています。
② タップ領域
アップルのiOSヒューマンインターフェイスガイドラインでは、人間の指で快適にタップするためには、44ピクセル×44ピクセルのタップ領域を割り当てることを推奨しています。
amazon、メルカリなど多くのスマホアプリやサイトでもボタンは44px以上のものが採用されています。
ちなみに、以下の画像のボタンは縦幅が44pxです。
③ 画面の配置
スマートフォンのデザインを考えるときには、次の事に気をつける必要があります。
- スマホの持ち方
- 指の可動範囲
- 片手 — 49%
- 片手で支えて、もう一方で操作 — 36%
- 両手 — 15%
このようにほとんどの人が片手で操作しています。
そしてスマホ画面でタップしやすい場所は下の方に集中しています。
ナビゲーションなどは、どのデバイスでも上部に設置されているケースがほとんどで、下に設置しているサイトはあまり見かけません。
今後モバイルファーストな設計を行う上では、よく検討した上でナビゲーションを設置する必要がありそうです。
まとめ:自分で使いやすいかどうか確認しよう
ブログテーマはほとんどレスポンシブ化されているので問題はないですが、初期設定のままでは意外と読みにくかったりします。
ブログで記事を書くのはほとんどの人がPCで書くので、自分が書いた記事をスマホで読むということをあまりしないかもしれません。
しかし、意外と文字が小さくて読みにくかったり、画像がはみ出て表示されていたりと、不具合があるのに見逃していることは多いです。
投稿したあとは、必ずスマホでも記事を読んでみて、修正するクセを付けておいたほうが良いですね。
ちなみに、WING(AFFINGER5)というWordpressのテーマを使えば、SEO対策がすでにできているため、導入すれば何も考えずに記事を書くことができます。
このブログでも導入していますが、使ってみて分かりました。
最高のテーマでした。
14,800円(税込)と有料ですが、買って損はありませんでしたし、後で回収できる金額ですね。