就職浪人ってどのくらいいるんだろう?
就職浪人って不利になるの?
このような悩みに答えます。
- 就職浪人だと就職活動に影響する?
- 大学在学中に就職した方がいい?
- 企業側からの評判も良くない?
このように「就職浪人」に関する様々な憶測が飛び交っています。
本記事では「就職浪人」だと不利になってしまうのか、どれくらいの人が就職浪人になってしまうのか。
このあたりについて掘り下げていこうと思います。
就職浪人とは?【前提知識】
就職浪人は中途採用扱い?
高校卒業してから大学受験することを浪人と言います。
これと同じ感じで、大学卒業してから就職活動を行っている人のことを「就職浪人」と言います。
就職浪人は、大学を卒業してしまっているので、新卒ではなく既卒者、つまり中途採用の扱いになってしまいます。
では企業側から「就職浪人」に対する印象はどうなっているのでしょうか?
採用担当者から見た就職浪人の印象とは?
また、採用担当者の4人に3人が就職浪人に否定的だという調査結果もあります。
やはり新卒を優遇する企業が多いことと、就職ができなかったというレッテルが貼られてしまうことから、どうしても就職は不利になってしまうようです。
就職浪人の割合
文部科学省の調べでは、令和2年3月大学等卒業者の就職率は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)で、調査開始以降、同時期で過去最高という結果でした。
つまり、就職浪人はわずか2%しかいないということになります。
ですが、「検索 浪人」というワードでは月に3000回程度検索されているようです。
おそらく検索する人は、就活中で決まるかどうか不安な人あるいは、就職がなかなか決まらなくて焦っている人、このあたりですかね。
就職浪人は本当に不利?【前提が間違っている】
じゃあそれをふまえて、就職浪人が不利かどうか?
という質問に対して、結論は、不利かもしれないけどそもそもの前提が間違ってますよいうのが僕の意見です。
常識を疑うべし
日本の義務教育の賜物だと思いますが、
一生懸命勉強して、良い大学に入って、就職して、定年まで働く。
これを当たり前だと信じてこの通りに行動します。
その証拠に、さきほど就職率が98%とありましたよね。
つまり98%の人は大学を卒業してちゃんと就職をしています。
これは、98%の人が当たり前だと信じて行動しているということ。
終身雇用の時代はとっくに終わった
僕自信も就職して、定年まで勤めるのが当たり前と思っていました。
でも完全に前提が間違っていました。
というより時代が変わって前提がズレてしまったという方が正しいかもしれません。
親にもよく言われてきましたよね?就職して働けと。
なんで就職して働くのが良いのか?
- 会社がすべてを守ってくれるから。
- 社会保障もしっかりしていて定年まで安心して働けるから。
もうそんな時代はとっくに終わりました。
会社はもう守ってくれません。
自分のことは自分で守る
じゃあ誰が守ってくれるのか。
自分しかいないですよね?
もうすでに自分のことは自分で守る、「個人の時代」へと突入しました。
でも親や教師で知識をアップデートしていない人たちは、「就職して働け!」と言ってきます。
無知っていうのは何よりも恐ろしいものです。
幸いあなたはまだ学生です。
今あなたに本当に必要なのは「個人で社会を生き抜く力」
そして、そのための知識が必要です。
- マーケティング
- コピーライティング
- セールストーク
- 集客力
- 経済の仕組み
- 会社の仕組み
勉強することはたくさんあります。
でもこういったスキルを教えてくれる学校ってありましたか?
ないですよね。昔は会社に入ってからしか学ぶことはできませんでした。
でも今はたくさんの本がある、インターネットがある、環境は整っているんです。
あとは、「やる」か「やらない」か、それだけのことですね。
就職するという戦略ならアリ
ここまできて「就職」というのも変な話ですが、一つの戦略として「一度就職してスキルをつけてから独立」という選択もアリということです。
独学で必要なスキルを身につけるのは効率が悪いですからね。
結論として、たった2%しかいない就職浪人になりたくないと迷うのは、時間の無駄です。
もし就職浪人になったとしても、自分で生き抜く力があれば関係ないので。
例えばこれからの時代に「プログラミング」を勉強しておくと個人で生き抜く力にもなります。