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ブログで画像を使う時に知っておきたい著作権【ルールは守ろう】

ブログで画像を使う時に知っておきたい著作権【ルールは守ろう】
読者

ブログで画像を使いたいけど、他のサイトから引用して使用するのは大丈夫?

ブログ初心者なので、著作権や引用するときのルールについて知りたいです。

このような悩みに答えます。

makoto

いきなりですが、以下に当てはまる人はいませんか?

  • 画像を他のサイトからダウンロードして使用した。
  • 他のブログに書いてあることをコピペして投稿した。

実はこれ、どちらも著作権法に違反となる可能性があります。

ブログ初心者が知らないうちにやってしまうのが著作権の侵害です。

これは立派な犯罪で、知らなかったでは済まされません。

やってもいいこと、ダメなことの線引きを知っておくと役に立つので、しっかり学んでおきましょう。

著作権とは?

「著作権」は、著作権法という法律で保護されています。文化的な創作物とは、文芸、学術、美術、音楽などのジャンルに入り、人間の思想、感情を創作的に表現したもののことで、著作物といいます。また、それを創作した人が著作者です。

出典元:著作権って何?(はじめての著作権講座 )|CRIC 公益社団法人著作権情報センターより一部抜粋

ブログ画像で気をつけるべき著作権について

ブログ画像で気をつけるべき著作権について

ブログにおける著作権問題

冒頭部分でも触れましたが、ブログ運営で気をつけないといけないのが著作権違反についてです。

著作権の問題といえば、「漫画村」が記憶に新しいと思います。

違法にコピーされた、漫画・雑誌・小説などを公開したサイトで、2017年には月間約9,900万人のユーザーを集めるほどにまで成長してしまいました。

しかし、2018年には、広告の配信停止、続いてサイトの閉鎖と終わりを迎えました。

この事件をきっかけに、国会でも著作権に関する違法性が取り上げられる問題に発展しています。

ネット上にあるすべての文章、画像、動画、音楽には著作権が存在し、許可なく使用すると、著作権違反となってしまうので、注意しましょう。

著作権フリーでも...

「著作権フリー」って書いてあるから、好きなだけ使ってもOKなんだ

というのは少し間違っていて、これは「著作権フリー」という言葉の意味の曖昧さが原因。

単純に著作権がないから、誰でも好きなように、無許可で使用できる。

という意味もあれば、

限られた用途で、作者の決めたルールの範囲内であれば自由に使える。

という意味を持つ場合もあるので、そのサイトの利用規約を熟読して使用しないと、著作権に違反してしまう可能性があります。

私的利用と商用利用の違い

著作権に関連して、「私的利用」と「商用利用」という言葉がよく出てくるので、簡単に解説しておきます。

私的利用

個人的に利用すること。

例:自分の部屋に飾る、スマホの壁紙に設定するなど

商用利用

金銭を得る目的で利用すること。個人利用しか認められていないものを、インターネット上で公開するのはアウト。

例:ブログに載せる、SNSに載せるなど

ちなみに、「個人利用」「法人利用」という言葉もありますが、これは「権利が誰にあるのか」という違いを表す言葉です。

個人利用:利用する権利は本人にだけあるということ

法人利用:利用する権利は法人にあるということ

例えば、個人利用しか認められていないのに個人利用すると違反になりますね。

ブログ画像を引用する際の注意点

ブログ画像を引用する際の注意点

実際にブログで画像を使用する際の注意点についてまとめました。

  • 画像サイトの利用規約に従う
  • クレジットを記載する
  • 出典元を記載する

ひとつずつ解説していきます。

ブログ画像を引用する際の注意点画像サイトの利用規約に従う

いらすとや」の利用規約を例に見てみます。

 ご利用規定

当サイトで配布している素材は規約の範囲内であれば、個人、法人、商用、非商用問わず無料でご利用頂けます。「よくあるご質問」に詳しく記載しておりますのでご利用の前に一度ご確認ください。

当サイトのイラストは以下の場合、ご利用をお断りします。

・公序良俗に反する目的での利用

・素材のイメージを損なうような攻撃的・差別的・性的・過激な利用

・反社会的勢力や違法行為に関わる利用

・素材自体をコンテンツ・商品として再配布・販売(LINEクリエイターズスタンプ等も含みます)

・その他著作者が不適切と判断した場合

いらすとや-ご利用について-より引用

著作権

当サイトの素材は無料でお使い頂けますが、著作権は放棄しておりません。全ての素材の著作権は私みふねたかしが所有します。

素材は規約の範囲内であれば自由に編集や加工をすることができます。ただし加工の有無、または加工の多少で著作権の譲渡や移動はありません。

いらすとや-ご利用について-より引用

いらすとやの場合は、「商用利用」が認められているので、ブログで使用することが可能です。

ただし、「適切な目的をもって使用してくださいね」ということも書いてありますね。

他のサイトでもこのように、イラストには作者の著作権があるので、使用に関しては利用規約に従うというのが引用するときのルールです。

ブログ画像を引用する際の注意点クレジットを記載する

画像を使用する際、クレジットの表記が必要な場合があります。

そのときは、画像のキャプションの部分に入力しましょう。

写真だったら、撮影者の名前とタイトル、イラストだったら作者名とタイトルをキャプションに記載しましょう。

ブログ画像を引用する際の注意点出典元を記載する

他サイトで使用されいる画像を使用する場合には、そのサイト名と記事のタイトルをキャプションに記載し、リンクを貼っておきましょう。

ただし、サイトに貼ってある画像の著作権は、基本的にサイトの運営者にあります。

勝手に使用すると、訴えられる可能性もありますので、どうしても使用したい場合は、直接連絡をとって許可をもらう必要があります。

ブログ記事で画像を使うときのルール

ブログ記事で画像を使うときのルール

著作権違反をしないために、「守ったほうが良いルール」として、以下のようなものが挙げられます。

  • ネット検索で見つけた画像は使わない
  • 自分で撮影した写真を使う
  • 商用利用可能な画像を使う
  • 直リンクで画像を表示させない

ブログ記事で画像を使うときのルールネット検索で見つけた画像は使わない

Googleで画像検索をすることで、たくさんのおしゃれな画像を探すことができますよね。

ただし、ここに表示されている画像はすべて、それぞれのサイトの運営者に所有権があります。

したがって、勝手にダウンロードして使用するのは違法になるので、やめましょう。

ブログ記事で画像を使うときのルール自分で撮影した写真を使う

上記は僕が自分で撮影した写真です。

自分で撮った写真なら著作権は自分にあるので使い放題ですね。

ただし、人を写す場合には、その人の許可が必要です。

そして、個人情報が写り込んでもダメなので、写真をアップロードする際には、最新の注意を払いましょう。

ブログ記事で画像を使うときのルール商用利用可能な画像を使う

サイトから画像を入手する場合が一番多いかと思います。

その場合は、「商用利用可能」と明言されている画像であれば、ブログで使うことができます。

ただし、その場合でも画像素材を提供してくれるサイトの利用規約に従うようにしておきましょう。

ブログ記事で画像を使うときのルール直リンクで画像を表示させない

サイトから画像を取得する方法として、

  • 直リンクで表示させる方法
  • ダウンロードしてアップロードする方法

の2パターンがあります。

著作権侵害にならないのは、どちらの方法でしょうか?

答えはこちら。

まず、他人が著作権を持っている写真を、無断でサーバー内にアップロードして記事内で表示させた場合には、当該写真の複製行為や送信可能可行為を行っているので、当然のことながら著作権侵害になります。 一方、写真を埋め込みリンク方式で表示させた場合、サイト閲覧者が見ている写真はリンク元のデータであり、リンクを張っている人は、当該写真を複製しているわけではないので、著作権侵害にはならないのです。

出典元:WELQなどのキュレーションメディアを著作権法の観点から分析してみた | STORIA法律事務所ブログ

許可なく無断でダウンロードしたものをアップロードするのは、著作権侵害。

一方、直リンクで画像を表示させるのはセーフという解釈。

この場合、以下のコードを用いて画像を表示させることができます。

<img src="画像のリンク">

ただし著作権侵害にならないとはいえ、「画像を無断で使用された」と感じてしまうことには代わりありません。

そういった観点からも直リンクの画像を取り下げるサイトも多いようで、結局は人と人の問題であるようです。

いずれにしても、他のサイトから引用する際には、サイト運営者の許可を取ったほうが無難ですね。

まとめ:ルールを守って正しく使おう

まとめ:ルールを守って正しく使おう

画像には著作権があって、商用利用可能な場合、自分のブログで使用することができます。

また引用する場合には、

  • サイト運営者の許可をとって使用する
  • サイトの利用規約を守った上で使用する

といった最低限のルールを守って、ブログ運営をしていきましょう。

また、商用利用可能な素材を提供しているサイトについて、こちらの記事で紹介しています。

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