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最大のSEO対策は「ユーザーファースト」です【SEOの本質を理解する】

2020-08-20

読者

SEOではユーザーファーストが大事って聞くけど本当?

もしそうなら具体的にどうすればいいのか教えてほしい。

このような疑問にお答えします。

makoto

本記事の信頼性

SEO関連の書籍30冊以上数々の有料コンテンツや動画などありとあらゆるSEO関連の情報を調べ、そして実際にアクセスの集まっているブログを分析した結果、SEOの本質が見えてきました。

ネットに転がっているSEO対策は、いわばgoogleに気に入られる方法です。

また、悪いものだと「ブラックハットSEO」と呼ばれるgoogleのシステムの穴をつくようなSEOを公開しているサイトもあります。(ほとんど見かけなくなりましたが...)

このような方法は、いずれgoogleのアップデートで対策され、順位を大きく落とすことになります。

ポイント

実際に、数年に一度googleのアップデートが実施されており、その都度検索順位は大きく変動しています。

もし順が下がったのなら、理由は簡単で、googleが求めているものではないから

googleはあくまでユーザーファーストな企業であるということが重要です。

googleが求めるものとは

googleが求めるものとは

「Google が掲げる 10 の事実」というものの中に、以下の文章があります。

1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。

新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。

Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。

金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません

広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。

新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。

Google が掲げる 10 の事実(一部太字)

この文章から、以下のようなSEO対策がみえてきます。

  1. 収益ではなくユーザーが求める情報を優先させること
  2. 広告は広告であると明示し、邪魔にならないようにすること
  3. 検索結果の順位はあくまで公正に判断している

ここからはこの3つを軸に、具体的なSEO対策の方法を解説していきます。

1.収益ではなくユーザーが求める情報を優先させる

1.収益ではなくユーザーが求める情報を優先させる

あなたがブログを始める理由ってなんですか?

  • お小遣いでいいから稼ぎたい
  • もっと有名になりたい
  • 商品を販売したい

こんな感じですかね?

決して悪いことではないですよ?

私も副業としてこのブログを始めたので...

でも、でもこのような目的で運営されるサイトは、googleからすれば評価されないという事実は受け止めてください。

ブロガーたちは収益のためにブログを書く。
でもgoogleは収益よりもユーザーの利便性を第一に考えている。

このジレンマにハマった多くのブロガーたちが順位が上がらず挫折していきます。

あのトップ企業のgoogleでさえ、収益よりもユーザーを重視してトップページを作っています。

googleのトップページって本当に簡素ですよね?

googleのロゴと検索窓があるだけの非常にシンプルなデザインです。

つまり収益のことだけを考えていても、それはユーザーのことが考えられていません

まずはユーザーの求めるものを提供するところからはじめましょう!

ユーザーが求めるものとは?

自分が検索するときをイメージすると分かりやすいと思います。

例:[ブログ 書き方]というキーワードで検索する場合

  • キーワードを検索窓に入力
  • たくさんのwebページが出てくる中から、知りたい情報が書かれてそうなページタイトルをクリック
  • そのサイトを軽く読んでみて知りたい情報を得る

こんな感じだと思います。

もし、クリックしたサイトで

「この教材を買えば誰でもブログが書けます」

って言われたらなんだか怪しいし、このサイトを読むのはやめようとページを離れますよね?

これはユーザーが求めているものが「教材」ではなく、手っ取り早く「ブログの書き方を知ること」だからです。

このように、ユーザーのニーズを分析することは、ユーザーファーストを考える上で最も重要なことです。

具体的なニーズの調べ方については、こちらのサイトで詳しく解説しています。

2.広告は広告であると明示し、邪魔にならないようにする

2.広告は広告であると明示し、邪魔にならないようにする

SEO的に悪い広告の貼り方

webページはユーザーに情報を提供するためにあります。ユーザーが情報を得るのに障害があってはいけません。

以下のような広告はgoogleの評価を落とすことになるので気をつけましょう。

  • ページのファーストビューがほとんど広告
  • 本文中に読みにくいほど頻繁に広告がでてくる
  • ポップアップ広告が突然でてくる
  • 広告のクリックするよう誘導している

記事中に挿入する広告は多くても2~3個程度にとどめておきましょう。

書き終わったときに自分で読んでみて、邪魔だと感じた広告は消した方が良いです。

記事が読みにくくなる、ユーザーの離脱率が上がる、googleの評価が下がる...などデメリットが大きいです。

目先のクリック数を稼げるとしても、あまり良い方法ではないですね。

またポップアップ広告はみなさんも感じたことあると思いますが、普通に鬱陶しいです。

広告をクリックするように誘導させる方法は、googleも望んでいません。

豆知識

Better Ads Standards」と呼ばれるオンライン広告基準が、米国の団体Coalition for Better Ads(CBA)によって定められました。

この基準ではポップアップ広告などのユーザーが不快に思う12の広告表示スタイルが定められています。

そして、この基準に準拠しないオンライン広告はgoogleChromeで非表示となることをgoogleは発表しました。

詳しくはこちらのリンク先から確認できます。➝「Better Ads Standards」

このようにユーザーにとって不快に感じる広告の貼り方は、ユーザーやgoogleからの信用を下げたり離脱率を高めたりすることになり、マイナスにしか働きません。

もし貼ったとしてもchromeでは非表示にされるため、ほとんどメリットは感じませんね。

makoto

また、記事の冒頭で広告を貼るのは、絶対に辞めましょう。

SEO的に良くないというだけでなく、もう一つ致命的な欠点があります。

後で解説しますが、その理由も考えてみてください。

SEO的に良い広告の貼り方

じゃあどのように広告を貼ればいいの?思われるかもしれません。

極論を言うと、広告を貼らないのが一番SEO的にも良いはずです。

そうは言っても「広告からも収入を得たい!」と言われそうなので、良い広告の貼り方を紹介します。

  • サイドバーやフッターに広告を貼る
  • 記事の邪魔にならないくらい少なくする
  • 自然な流れで広告を貼る(特にアフィリエイト)

サイドバーやフッターなどは、読者としても邪魔にならないし、googleからもメインコンテンツ外だと判断される場所なので評価は落としにくいはずです。

ユーザーがあなたのサイトを訪れた理由は、「情報を得るため」です。

広告をクリックするためではありません。

例えば、

  • 本を買って開いたときに大量のチラシが挟まっていたらどう思うでしょうか?
  • yooutubeの5秒広告ですら不快に思ったりしませんか?

広告は基本的に人を不快にさせるものだと理解しておきましょう。

それを踏まえたうえで自然に広告を表示させていると、googleからの評価も落とすことなく、広告収入を得ることができます。

クリックされやすい広告の貼り方とは?

SEO的にも問題にならず、クリック率の上がる広告の貼り方を紹介します。

ブロガーなら広告といえばadsense広告とアフィリエイト広告を貼ることが多いと思いますので、それぞれに分けて紹介します。

「Adsense広告」の場合

クリックしてもらえれば報酬が支払われる広告です。

表示される広告はユーザーが興味のあるジャンルのものがランダムに表示されるため、広告を貼る側は種類を選ぶことができません。

したがって、広告の内容に興味を持たせてクリックさせることは狙えないし、記事の流れでクリックさせることも狙いにくいのがadsense広告です。

イメージとしては、たまたまユーザーに刺さる広告が表示され、それがクリックされるのを待つくらいしか方法はありません。

広告を貼る位置として適切なのは、サイドバー、本文中(見出しの前)、本文の最後など、記事の邪魔をすることのない自然な位置に貼っておくのがベストです。

アフィリエイト広告」の場合

クリックした後でサイトから商品の購入や成約など、何かしらの条件を満たすことで初めて報酬が発生する広告です。

広告の種類は自分で決めることができるため、その記事に関連したアフィリエイト広告であればクリックされる可能性はグッと高まります。

一つテクニックを紹介しておくと、読者が商品の購入につながりやすいのは記事の最後の部分

ブログの読者の行動を、順を追って想像すると分かりやすいと思います。

  1. 読者は何かしらの知りたい情報がある
  2. 検索ページからあなたのサイトへアクセス
  3. そこで知りたい情報が得られれば終わり

でもこれだけで読者を離脱させてはもったいない。

ほとんどの読者は「なぜその情報を知りたかったのか」という真の理由を持っています。

例:「ブログ 書き方」で検索する人

読者が持っているニーズ ➝ ブログの書き方が知りたい。

その裏にあるニーズ ➝ ブログで稼ぎたい。ブログで有名になりたい。

この時に、

  • 最初持っていたニーズ:「顕在ニーズ」
  • その裏にあるニーズ:「潜在ニーズ」

という風に言います。

「顕在ニーズ」が満たされた時、次の行動を取る動機となるのが「潜在ニーズ」です。

記事の中で顕在ニーズを満たしつつ潜在ニーズを満たせる広告を用意しておけば、高確率でクリックされ、購買へとつなげる事ができます。

ちなみに、「顕在ニーズ」や「潜在ニーズ」の調べ方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

またこのような文章から読者を誘導する文章術はセールスライティングと呼ばれ、ブロガーなら必須のスキルなので、必ず身につけておきましょう。

セールスライティングが学べる人気の本

広告のデメリットとして、「離脱率が増える」ということも覚えておいてください。

広告先へ読者が移動するということは、あなたのブログから読者が離脱するということです。

これを知っていれば、先程の記事の冒頭部分に広告を貼るのが絶対にNGな理由の答えは分かりましたね。

これから読んでくれようとしている読者を手放しているだけなのでやめましょう。

また、いずれの場合も、ユーザーの信用を失うだけなので、誤クリックを狙うのはNGです。

読者が自分の意志でクリックする」というのが大前提です。

3.検索結果の順位はあくまで公正に判断している

3.検索結果の順位はあくまで公正に判断している

順位の変動には理由がある

順位が上がったり下がったりするのには必ず理由があります。

  • 順位が「上がった 」➝ googleの目指すユーザーファーストな記事が書けている
  • 順位が「下がった 」➝ ユーザーにとってメリットの薄いコンテンツになってしまっている

いずれにしても

  • 何故順位に変動があったのか
  • その間にどのような変更を加えたのか

このあたりを分析していくと、徐々に順位が上げる感覚みたいなものが掴めてきますよ。

過去記事のリライトは必須です

記事を書いたらそれで終わりではなく、検索順位は常にチェックしておくようにしましょう。

順位が変動した原因を分析することで、「どうすれば順位が上がるのか」が分かってきます。

順位が低い記事はなぜ順位が低いのかを分析し、修正(=リライト)が必須です。

記事がgoogleにインデックスされてから1ヶ月程度で順位は安定するので、記事を投稿したら1ヶ月後にはリライトするクセをつけておくといいですね。

ちなみに、検索順位を調べるには「rank tracker」というツールがおすすめです。

順位を決めているのはgoogle

結局順位を決めているのはgoogleです。

自分が良いと思った書き方をしても、googleに評価されなければ順位はいつまで経っても上がりません

常に今のやり方はベストなのか?と問い続けて、改善を繰り返して行かなければ成長することはないですね。

順位を決めているgoogleは、ユーザーが使いやすいように日々改善を繰り返しています。

あなたのブログも、ユーザーのためになるコンテンツを作り続けていればgoogleから評価されます。

順位が上がらないのなら、今のやり方はまだベストではなかったということ

PDCAサイクルをどんどん回して、向上させていきましょう!

makoto

まとめ:あくまで要因のひとつです

  1. 収益ではなくユーザーが求める情報を優先させること
  2. 広告は広告であると明示し、邪魔にならないようにすること
  3. 検索結果の順位はあくまで公正に判断している

長々とSEO対策について書いてきましたが、どれかをやれば検索順位が上がるという安易なものではありません

検索順位を決めているのは、googleであり、その基準となっているのはユーザーです。

「ユーザーファースト」なコンテンツを作り続けていれば、必ず結果は出ます。

まずは、ユーザーのための渾身の1記事を書いてみましょう。

makoto

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