学生時代から頭が悪かったから勉強は全然できなかった...
こう言っている人は大間違いで、頭の良さと勉強の成績はまったく関係ありません。
今回は、なんで勉強の成績が悪かったのか、その特徴をまとめつつ解説していこうと思います。
勉強ができない人の特徴
早速ですが、ぼくが学生時代に成績が悪かった人はだいたい以下のような勉強をしていました。
- テスト範囲をノートにまとめる
- 黒板の内容をきれいに写す
- 筆箱がでかい
1.テスト範囲をノートにまとめる
テスト範囲の教科書や板書の内容を一生懸命ノートにまとめます。いろんな色を使ってカラフルに仕上げます。
クオリティが最重要で、完成したときにはちょっとした参考書レベルに仕上がっています。また、教科書のコピーから写真の部分を切り抜いて貼り付けたりもします。
2.黒板の内容をきれいに写す
黒板に書いていることは全て写します。チョークの色どおりのペンを使います。先生が喋っている内容は聞きません。そんなことしてたら黒板はどんどん消されていきます。
テスト前には、ノートを貸してくれとみんなから言われ、ちょっとしたヒーロー気分です。
3.筆箱がでかい
前述したように、ノートはとにかくカラフルにしないといけません。そのためにはカラフルなボールペン、カラフルな蛍光ペンこれらが必須です。
最低限、チョークの色は再現しないといけません。途中でペンが書けなくなったら終わりです。予備のペンも入れておきます。
このような行動をとっていた人は、ほとんど成績が悪かったですね。
ノートの芸術点が加算されるならきっとかなりの好成績を収めることでしょう。
でもそんな点数はありませんよね?授業内容がどれだけ理解できているかをテストで確認しているんです。
だから授業内容を覚える以外に良い点数を取る方法はないはずなのに、関係のない行動を一生懸命とってしまっています。
インプットは重要ではない
教科書を読むだけ、授業を聞くだけ、これではほとんど頭に入っていません。
人が何かを記憶するには、強烈な思い出になるような出来事か、繰り返しアウトプットをしたときです。
毎回、感情が動かされるほどの出来事が授業中に起こればきっと授業内容は全て頭に入るはずです。
例えば、校庭に犬が入ってきた時、クラスメイトの着信音がなった時、その時の授業内容はなぜか覚えていませんか?
このように別のことに紐付いて記憶されることはよくあります。
ただこの紐付けは偶然起こるものなので、これに頼るのは非効率ですよね。
だから、アウトプット勉強法しかありません。
ひたすら問題集を解くというやり方が一番手軽で手っ取り早く記憶できます。
問題を解くというのは頭にある知識を出していく必要があります。
問題が解けなくても問題有りません。
その問題に印をつけておいて、後からもう一度挑戦します。
このようなアウトプットの中で記憶に定着していきます。
要は攻略法を見つけられるかどうか
勉強に限った話ではなく、なんでも苦手だと思っていたことは、実は攻略法が分かっていないだけで、諦めてしまうのは早すぎますね。
間違った努力をしないための方法をひとつ。
それは結果から逆算すること
とりあえず勉強を頑張る
とりあえず黒板をきれいに写す
これらは思いつきの行動でしかありません。
そうじゃなくて、最終的にどうしたいのか、ゴールの部分を探します。
勉強だったら、テストでいい点をとることですよね。
じゃあテストにはどんな問題がでるのか?
それは先生が理解しておいて欲しい重要なポイントを問題にするはずです。
テストを作るのはその先生だから、授業中に重要なポイントのときは、声が大きくなったり、何度も繰り返し言っていたり、いつもと違う点が出るはず。
そういうポイントは黒板だけとは限りません。口で言うこともあります。
それを黒板を写している間に聞き逃してはもったいないですよね。
だから、授業中は内容を理解することと、先生の発言に集中しよう!と目標を立てられるわけです。
またテストはほとんどが筆記試験。問題があってそれに対する回答をする。といった形式だと思います。
じゃあ、テスト勉強は、問題を解く以外にありますか?
仮に野球のテストだったとして、ピッチングのテストをしますと言われて、バッティングの練習をしますか?
勉強ひとつとっても、思いつきで行動するから失敗するんです。
丁寧に分析していけば、100点は取れなくも、80点くらいの回答はできます。
テストは1回勝負だけど、大人になった今は何度でもやり直せます。
間違っていたら修正すればいいだけです。
でもいきなり方向が違っていたら、修正でどうにかなる問題ではありません。
まずはゴールを見据えてそこから逆算する。
これが、人生においていい点数をとる方法です。